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旅のコツ

いつものお店をTravelerに連れていく — Localが「自分のいきつけ」を紹介するコツ

ゆい
茶色のお椀に湯気をたてて盛られたラーメン

こんにちは、LocaRide編集チームのゆいです。

今週から、Localの方がご自身の街の好きなお店を、Travelerに紹介するときのコツを2回に分けてお話しします。

「予約してくださった旅人の方に、どこを連れていけばいいんだろう」 「ガイドブックに載っている有名店?それとも自分のいきつけ?」 「英語のメニューがないお店に連れていって、迷惑じゃないかな」

そんな迷いに、寄り添えたら嬉しいです。 今日は、ご自身のいきつけのお店に旅人を連れていくコツをまとめます。

観光地のお店ではなく、ご自身の「いつものお店」を

「LocaRideのLocalだから、観光客向けの素敵なお店を選ばなきゃ」と思われる方が多いのですが、実は逆です。

旅人の方がLocaRideを選んだのは、ガイドブックに載っているお店に行きたかったからではありません。 **「日本に暮らす方が、普段通っているお店」**を見たかったから、Localを頼んだのです。

だから、選んでいただきたいのは、

  • ご自身が週に1回は寄る、商店街の定食屋
  • 朝、ご自身が珈琲を飲みに行く、古い喫茶店
  • お酒が好きなら、ご自身が気心知れた立ち飲み屋
  • 通勤途中で必ず通る、和菓子屋

こういう、ご自身の暮らしのなかにあるお店です。 「こんな普通のお店、面白いのかな」と思われるくらいの場所が、実はいちばんの贈り物になります。

事前に、店主に一言伝えておく

ここが大事なコツです。 ご自身のいきつけのお店に旅人を連れていく前に、お店主に一言伝えておくことをおすすめします。

  • 「来週○曜日の○時頃、海外からのお客さんを連れて伺います」
  • 「英語のメニューはないかもしれませんが、私が説明しますので」
  • 「アレルギーは事前に聞いておきます」

たいていのお店主は喜んでくださいます。 **「うちのお店をわざわざ選んでくれたんや」**と感じてくださる店主が多いんです。

逆に、事前連絡なしに突然連れていくと、

  • 席が満席で困らせる
  • 英語対応に身構えて、お店全体が緊張する
  • 写真撮影で他のお客さんに気を遣わせる

など、お互いに気まずい時間になることがあります。 ひと声かけておくだけで、お店主も「いらっしゃい!」と笑顔で迎えてくれます。

旅人にも、お店の温度を事前に伝える

メッセージで、旅人の方にお店の雰囲気を少しだけ伝えておくと、当日が落ち着きます。

  • "It's a small family-run shop, only 6 seats. We may need to share a table with locals."

  • 「小さな家族経営のお店です。地元の方と相席になるかもしれません」

  • "The menu is in Japanese only — I'll help you choose. Most dishes are around 1,000 yen."

  • 「メニューは日本語のみですが、私が選ぶお手伝いをします。だいたい1,000円くらいです」

これだけで、旅人の方は当日「ああ、聞いていたとおりだ」と安心して入れます。 「予想と違った」が一番不安につながるので、事前の一言が効きます。

注文と食べ方は、Localが自然にリードする

お店に入ったら、Localの方が自然に主導してください

  • メニューを開いて「これが定食、これが単品、これは飲み物」と大まかに翻訳
  • 「私のおすすめは、これとこれ」と2〜3品ピックアップ
  • 旅人の方が選んだら、店主に注文を伝える
  • 出てきたら、食べ方を一言だけ
    • "Dip the noodles in this sauce first, then eat."
    • "This is wasabi — very spicy. Just a tiny bit on top of the fish."

「ガイド」ではなく、「お店に詳しい友達と一緒に食事に来た」感覚で大丈夫です。 全部を完璧に説明する必要はありません。 **「あ、これ知らなかった」**という小さな発見が、旅人の方の記憶に残ります。

私が30年通っている、商店街の小さな食堂に、アメリカからの男性を連れていきました。 事前に女将さんに「英語は話せないけど、彼が海外から来てくれた」と伝えたら、 当日は満面の笑みで「ようこそ!」と。 彼が「鯖の塩焼き定食」を食べる横で、女将さんが片言の英語で「美味しい?」と聞いて、 彼が「Delicious!」と返した瞬間、お店全体が温かい笑顔に包まれました。 あの30分は、私にとっても忘れられない時間です。

— 大阪・天王寺に住む60代男性Local

アレルギーは、必ず事前に確認する

旅人の方とのメッセージで、食物アレルギーは必ず最初に確認してください。

  • "Do you have any food allergies or dietary restrictions?"
  • 「食物アレルギーや、食事制限はありますか?」

卵、乳製品、小麦、エビ、ナッツなど。 宗教上の食事制限(ハラル、コーシャ、ベジタリアン、ヴィーガンなど)もあります。

確認しておけば、ご自身のいきつけのなかから安心して連れていけるお店を選べます。 当日、お店で「これ食べられない」となるのは、お互いに気まずいので、ここはしっかり押さえておきましょう。

お酒が苦手な旅人もいる

「Localと食事と言うと、お酒の場面が多そう」とイメージされがちですが、旅人の方には、

  • 宗教上の理由でアルコールが飲めない方
  • お子さんがいて、車を運転する方
  • そもそもお酒が苦手な方

がたくさんいらっしゃいます。 メッセージで「お酒は飲まれますか?」を一言聞いておくか、こちらから「ノンアルコールのお店も候補にあります」と伝えてあげると、安心してくださいます。

朝の喫茶店モーニング、お昼の定食屋、夕方のお茶屋、深夜のラーメン屋。 日本の食文化は、お酒の場面以外にも豊かです。

Localが知るガイドブックにない場所 → 言葉の壁を越える3つの工夫 → 次回(金曜): 日本の暮らしの「ふつう」を伝える →

ガイドブックの星付きレストランも素敵です。 でも、ご自身が普段通うお店の一皿には、お金では買えない温度があります。

ご自身の「いつもの場所」が、旅人の方の旅でいちばんの記憶になる。 LocaRideは、そのちいさな出会いを、Localの方の暮らしの延長で生み出せる場所でありたいと思っています。

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次回(金曜)は、日本の暮らしのちいさな「ふつう」を、Travelerにどう伝えるかについてお話ししますね。

ゆいLocaRide編集チーム

20代後半、海外20カ国以上を旅した編集者。現地の人との交流が旅の醍醐味だと感じてLocaRideに参加。

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